2013年1月15日火曜日

雪道で歩く際のリスク低減

そんなに雪国でもない松本も、
昨日は大雪に見舞われた。
昨日の大雪。普段は雪が降らないような地域も雪でおおわれて、転倒したりした人も多いのではないだろうか。
大学時代は北海道で、自宅→学校→バイトと、雪道を1日一時間半程度歩いていたため、雪道の歩き方についてはかなり研究した。そこで得た知見をまとめたいと思う。

●転ばないために
どんなに注意していても、転ぶ時は転ぶ。ブラックアイスバーンになっていれば、どんな雪道常連でもひっくり返る。ただ、歩き方をちょっと注意すれば、リスクは低減できる。

1. 靴は長靴
靴は長靴が一番。適度にギザギザがついているのはもちろん、すれ違い時に効果。大抵、雪国以外で雪が積もったときは、歩道が異常に狭くなるので、すれ違い時にどうしても深い雪の中に足を入れることになる。寒い上に足元が濡れると最悪な気分。その点、長靴なら、進んで道を譲ってあげられる。ただ、普通の長靴は非常に薄く、寒いので注意。

2. 重心は前に
基本的に人間は尻が重いため、普段歩きと同様に歩くと、若干重心が後ろよりになる。そのため、かかとが着氷した瞬間に、後ろにひっくり返る転び方が多い。防ぐためには、体を前屈みにすると同時に、つま先に体重をかけるのがよい。

3. 歩幅は小さく
歩幅が大きくなると、どうしてもかかとから着氷しがち。そうなると転ぶリスクが高まる。歩幅小さく、つま先から、これが基本。

4. 若干内股
スキーでもボーゲンは内股。がに股にすると、足が広がる方向にいくので、転ぶリスクは否応なく高まる。内股になろう。普段がに股の人は、足先をまっすぐ向けるだけでもだいぶ違う。
これらを実践すると、まるでペンギンのような歩き方になる。その通り。自分がペンギンになったつもりで歩く。

5. 横向きの斜面に気をつける
どんなに前体重に歩いていても、横方向の滑りには対処できない。歩道と道路の境目のように、進行方向に対して垂直方向に斜めになっている部分はかなり危険。そういう道で、しかも凍っていた場合、ほぼ転ぶ。なので、そういう進路ははじめから選ばないのが得策。君子危うきに近寄らず。

●外的要因から身を守る
自分がいくら転ばないようにと思っても、外からとばっちりを受ける可能性があり。歩行者は最も弱い存在。自分の身は自分で守ろう。

1. 車道は歩かない
歩道があまり除雪されていない場合、どうしても雪が溶けている車道を歩きたくなる。雪国なら割と車も雪道運転になれているが、そうで無いところは、熟練ドライバーも初心者並みと思った方がよい。また、除雪が不十分だとわだちにタイヤをとられて、あらぬ方向に車が向かってくる危険性があり。なので、車道は歩かないように。できれば通勤路・通学路を変更してでも歩道のある道路。どうしてもという場合は、できるだけ交通量の少ない道路を歩く。

2. 自転車は凶器。すれ違い時は止まる
凍ったり雪の積もっている歩道を走る自転車は、ある意味自動車よりたちが悪い。すれ違いのときは、いくら歩道が歩行者優先だといっても、引かれたらおしまいなので、脇にそれて道を譲ろう。逆に、積雪時には自転車には絶対に乗らないように!

3. 周りに気を配る
途中で立ち止まって、前後左右を確認する、道路状況チェック等、最大限歩くことに神経を集中する。通常時でも危険だが、積雪時は特に携帯をいじりながらの歩行はしない!

●その他
無理な横断は避けよう。車道は自分が思っている以上に滑る。無理に横断しようと駆け足になると、道路のど真ん中で転ぶというリスクも。まだ横断歩道だったらいいが、横断歩道のないところだと、ブレーキがききづらい車に引かれることも考えられる。普段もそうだが、積雪時は特に、青信号の横断歩道をわたることを徹底しよう。

転ぶだけのリスクだったら、まあほっといてもいいかなという気もするが、積雪時は車や自転車が予想外の動きをする可能性あり。外的要因に注意しながら、焦らず雪道をあるこう。

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