2013年1月14日月曜日

スマートフォンのスマートじゃないところ。

スマホを使い始めて一年ちょっと。スマホ自体、というよりも、スマホに変えたことにより、ネットワークの便利なツールをいろいろと使うようになった。生活も大きく変わったというのが事実。自分のやりたいことに携帯をあわせるのではなく、スマホができることの中から、自分が利用できることを見つけるという感覚。アプリをインストールして自分好みに端末をカスタマイズし、利用するということ。そこがメリットかなと思う。

ただ、弊害もあるかなと。スマートフォンが普及して、世の中いろいろ 便利にはなったけれど、思考の訓練をすべき 若いうちから(例えば高校生くらいから)、すぐに「スマホで調べればいいじゃん」的な考えになってしまったらどうなるか。Google先生の検索精度があがっていくとともに、人間の方がどんどん スマートじゃなくなっていくのではなかろうか。今でこそ、自分はスマートフォンなしでは生活できない感覚になっているが、高校生のころからこんなものがあったら、いったい自分はどうなってしまったんだろうかと思うと、ぞっとする。

自分が子供の頃は、そもそもインターネット 自体が普及していなかった。料金も定額では なかったし、接続してもすぐに切るといった次第で。ゲームの攻略法を探すにしても、今 ならGoogle先生に聞けば、これでもかという くらい攻略法が出てきて、むしろそれなしだ とこせないのではないかというスペックのも のさえ。昔は、分厚い攻略本を買うか、自力で裏技を探すか、そんな楽しみもあったのに。

便利なサービスを利用するということは、それだけ人間が考えてやることが減るということ。その減った分をなにに使うか。寝て過ごすのだとしたら、人間は、まるでSF小説のように機械に支配される日もおとずれるのではないか。スマホを使って日々の生活を便利にしたうえで、余った時間をどう生産的に使うか。そこをはっきりしないと、スマートフォンばかりスマートになって、フールヒューマンが増産しかねないと考える。

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